どうも、Averageです。
『図解 実戦マーケティング戦略』を読み終えましたので、簡単に感想を。
本書では、著者が考えたマーケティングツールを用いてマーケティング戦略を構築していくという内容になっています。
全部で5つのマーケティングツールがあり、それぞれが連携して効果を発揮するようになっています。
ツール1:戦略BASiCS
B:Battlefield 戦場A:Asset マーケティング資産
S:Strength 強み・差別化ポイント
i:語呂合わせ
C:Customer 顧客ターゲット
S:Selling Message 売り文句
ツール2:マインドフロー
- 認知
- 興味
- 行動
- 比較
- 購買
- 利用
- 愛情
ツール3:ニーズの広さ深さ
- 「広く」て「深い」
- 「広く」て「浅い」
- 「狭く」て「深い」
- 「狭く」て「浅い」
ツール4:売上5原則
- 新規顧客の増加
- 流出顧客の減少
- 購買頻度の増加
- 買上点数の増大
- 1点当たり商品単価の向上
ツール5:プロダクトフロー
- あげる商品
- 売れる商品
- 売りたい商品
これら5つのツールを綿密に使って、ビジネス戦略を練っていくことが大切です。
特に最初の戦略BASiCSの戦場部分をどう定義づけるかによって、戦略が大きく変わるので、膨大な分析と自分のビジネスの在り方を考える必要があります。
一つ一つのツール自体は簡単でわかりやすいですが、実際に数値に落としこんでシミュレートして・・・顧客情報を得て・・・と取得や分析が大変になってしまいます。
マーケティングは膨大な情報と分析が必要になるので、時間と手間をどれだけかけていけるかが勝負どころになりそうですね。
図解 実戦マーケティング戦略 佐藤 義典 日本能率協会マネジメントセンター 2005-04-22
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