【感想】演じられたタイムトラベル 著者:土橋真二郎

どうも、Averageです。

演じられたタイムトラベル

演じられたタイムトラベルを読み終えたので、簡単に感想を。

今作は前作、『殺戮ゲームの館』の世界観を引き継いだ作品。
といっても登場人物もゲーム内容も全く異なります。

今回はタイムリープ(実際にタイムトラベルをするわけではない)をテーマにしたデスゲームになっています。
時間軸の流れとタイムトラベルものにあるパラドックスをうまいこと混ぜあわせてあります。

ただ、その分ルールが多少ややこしくなっていて、じっくりと読まないとわかりづらくなっている点がマイナス。

今作も極限状態に置かれたときの人間の心理描写が描かれていて、さすがだなと。
この作者の最大の見どころだと私個人は考えています。

今作に出てくる登場人物やシナリオの流れは、『生贄のジレンマ』と比べると魅力的でもなくスッキリもしませんでしたね。
最後の方は一気にゲームが動いていくので、その部分は楽しく読めました。

土橋さんの作品が好きな方なら、今回も多少楽しく読めると思いますので、是非読んでみてください。

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