どうも、Averageです。
2020年から義務教育化されるプログラミングですが、果たして本当にプログラミング教育は必要なのか?
プログラミングをしている人間の立場からすると、持っていて損はない能力だとは実感していますが、はてさてどうなのか?
そんな疑問に答えてくれるのが本書の『プログラミング教育はいらない GAFAで求められる力とは?』です。
今回は本書を読み終えたので簡単に感想を。
まずGAFAって何?
本の題名に書かれているGAFAですが、最近はニュースなどでも取り上げられるようになったので、知っている方もいるかもしれませんね。
アメリカの巨大IT企業、
- Amazon
- Apple
の4社を総合した言葉です。
今はこの4社がITだけでなく社会的にも大きな影響を与えています。その影響力の大きさから懸念も噴出している現状です。
このGAFAで求められる能力の一つとして挙げられるのが、プログラミング能力です。
プログラミング教育はいらない?
実際のところ、プログラミング教育は必要ないのか?
本書では、プログラミングをするだけの能力(プログラムをただ打つだけの能力)は必要ないと述べています。
それは、プログラミングをする能力は下流の仕事であり、下請けや海外などの人件費が安い国に仕事が流れているため。
ITやソフトウェア開発の仕事をする場合、大事なのは上流工程であるマネジメントや設計開発などに携わることが大切であると説いています。
ですが、本書のタイトルとは裏腹に、プログラミング能力をする上で大切になる論理的思考力や問題解決能力は社会で生きていくために今後、重要な能力になるため、こういった能力を培えるという意味で著者はプログラミング教育をするのは良いことだと結論づけています。
2020年はもうすぐ!
2020年に小学校から導入されるプログラミング教育ですが、ただでさえ忙しい学校の先生がどう教えるのか?
しばらくはこのあたりの課題に直面して、教育格差がさらに進む可能性も懸念されています。
民間企業の力を借りて軽減するなどの策も考案されていますが、しばらくは大変な状況が続きそうです。
プログラミングは触れておいて損はない
個人的な意見も含まれていますが、プログラミングは触れておいて損はないと思っています。
現代社会では殆どのものがデジタル化されています。デジタル化されているものには全てプログラムが仕組まれているので、プログラミングを知っておけば、どういう仕組みでそのモノやサービスが動いているのかが分かります。
ブラックボックスになっているものには恐怖や猜疑心が生まれてしまいますが、知っていれば回避できることや、自分自身で新たなモノを創り出すこともできます。
現代ではその手段の一つとして、プログラミングがあるのかなと感じてます。
著者と同じく、プログラマを目指す必要もないし、プログラマになれとも思いませんが、少しだけプログラミングに触れておくと、論理的思考力などが身につくので、こういった思考力を育むために触れてみることをオススメします。
パソコンやスマホを持っている人も多いですので、体験したり学ぶことができる環境は用意されていますしね。
話が少し脱線しましたが、プログラミング教育の必要性や現状、問題点などを知りたい方にはオススメの一冊になっていますよ。
実際のプログラミングやソースコードみたいなものはほぼ出ないので、プログラミングを全く知らない方でも読めます。
コメント