【感想】生贄のジレンマ 著者:土橋真二郎

どうも、Averageです。

生贄のジレンマ

生贄のジレンマ<上><中><下>を読み終えたので、簡単に感想を。

扉の外シリーズなどで有名な著者、土橋真二郎さんの作品。

今回も土橋節(?)が出ている作品でした。
この著者の作品は、命をかけたゲームとそこで描かれる人間の極限状態の心理描写を色濃く描く著者です。

私はこの土橋さんの作品が好きで、今のところ全部出ている作品は購入しています。

この著者の作品は、言葉遊びの部分、生き残るために他人を出し抜いたり、騙したり、利用したりする心理戦、限られた情報の中で行動・判断する戦略要素が見どころです。

人間の汚い心理部分がたくさん出てくるので、読んでいると共感できる部分もあり、でも・・・というジレンマになることも多いですね。
今回の作品もまさにそんな感じの内容でした。

この著者の作品の最後は、だいたいモヤッとした感じで終わりますが、今回も多少モヤッとした感じで終わります。
・・・が、今作は全体的な話の流れ、テンポ、テーマともに秀逸でした。

大変、面白く一気に<上><中><下>3巻を読み終えました。

すごくオススメの一冊です。

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