【感想】楽園島からの脱出1・2 著者:土橋真二郎

どうも、Averageです。

楽園島からの脱出

私が好きな著者:土橋真二郎さんの作品、「楽園島からの脱出1・2」を読み終えたので簡単に感想を。

土橋さんの作品はゲーム小説ということで、ゲームというルールの中で人間がプレイヤーとしてゲームのクリアを目指すという内容。

今回の「楽園島からの脱出」はタイトルの通り、脱出ゲーム。

舞台はとある無人島。
その無人島の謎を解くことが脱出するためのクリア条件です。

今作も心理戦があって、やっぱし土橋さんの作品はこの心理戦があるからついつい読んでしまうんですよね。
情報戦や交渉など、ただただ武力などだけではクリアできないゲームの構成などもいつも参考になります。

やはり実際にゲームをプレイするのは人間ということで、コミュニケーションをすることが大切な要素になるんですね。

電撃文庫作品なので、どうしても「生贄のジレンマ」や「演じられたタイムトラベル」などのようなデスゲームではないので、命を掛けたヒリヒリした感じの要素は少ないのですが、代わりにエンタテイメント要素として読みやすいですね。

いつも土橋さんの作品に出てくるキャラクターは割りと歪んでいる人が多いですけど、これもまた魅力(?)なのでしょうか。特に女性キャラの性格の悪さはすごいといつも思う(笑)

1と2の2冊だけで完結です。まとめて一気に読んでしまいました。

次の土橋さんの作品は「アトリウムの恋人」を読もうと思います。

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