【感想】ビブリア古書堂の事件手帖1 著者:三上延

どうも、Averageです。

ビブリア古書堂の事件手帖

『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』を読み終えましたので、簡単に感想を。

さらっと読んで思ったことはファミ通文庫から販売されている『文学少女シリーズ』に似ているなということでした。

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

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文学少女は文学作品を基軸としたミステリー(?)小説でしたが、こちらも古書(文学作品なども含む)に関連した内容のミステリー(?)小説となっています。

けれど、文学少女が作品の内容に関して強く描かれていたのに対して、こちらは古書という特徴から本を持っている人や本が売られた経緯などの、本を持っている、あるいは持っていた人物に対して強くフォーカスされています。

人の手を渡った古い本には、中身だけではなく本そのものにも物語がある。

この本の冒頭に書かれている通り、本そのものの物語を読み明かしていく内容になっています。

物語の伏線の貼り方や回収などが秀逸で、楽しく読めました。
ライトノベル調なので、文章自体も簡易で読みやすいです。

私自身は文学作品や昔の本とかはほとんど読まないので、この作品に出てくる本を何一つ読んだことがありませんが、読んだ気にさせてくれたり、その本に対して興味が持てるようになっているのもいいですね。

今度、機会があれば買って読んでみたいです。
その前にいま積まれている本たちをちゃんと読み終えたからにしないといけないのですが・・・。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

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